小型特殊免許を取った
1.5ヶ月以上前のできごとでなぜかもう書いた気になっていたが、さっき見たら書きかけで1ヶ月放置されていたのでせっかくだしということで書き上げた。
動機
自動車を運転したいという気持ちは全くなく*1、写真、住所つきの公的な身分証が欲しかっただけである*2。 小特の免許は学科試験だけで取得でき、即日で交付を受けられるのも便利だった。 原付免許のほうが万一運転したくなったときの実用性は高いが、こちらは学科試験に加えて講習が必要でそのぶん費用も時間もかかることから選択しなかった。絶対に運転しないという強い気持ちもあったし。
直接のきっかけはKyashの物理カード申請の要件として免許証などの顔写真つきの身分証が必要だったことである。このカードがめちゃめちゃ欲しかったというわけではないが、身分証はあったほうが便利だよな~~と思ったので受験を決めた。
勉強したこと
試験問題がどういうものか調べたところ、大体原付と同じらしいということはわかった。 結果的には、特に問題集を買うでもなく、ここ(https://menkyo-web.com/)の問題を1周ざっと眺める以上のことはやらなかった。 あとは一応小型特殊車輌の定義は覚えて行った*3。
受験
受験は普段なら当日朝に窓口で申し込むだけらしいのだが、感染症対策のために1日あたりの定員を決めた上で事前に電話予約が必要なシステムになっていた。 前日に電話したところ、受付番号として100より大きな数字を言い渡されたのでこんなときでも受験する人は多いんだなーと思った。
当日窓口で小特の受験に来たと告げると特に珍しがられることもなく手続きが進んだ。 もらった書類に「小特」と書かれた付箋がつけられてたのはちょっと面白かった。
途中で何回か「教習所の卒業証明はあるか」とか「教習所出なくても取れるのね」みたいなことを言われたので、小特の対応には慣れてないのだろうなという印象を持った。
試験はそんなに難しいものではなく、ほとんどが問題集で見たことあるか見ればわかるでしょうという問題ばかりだった。 見たことなくてもだいたい安全なほうを答えればいいので特に困らなかった。
ただ、マニュアル車の操作に関しての問題は対策してなかったので、これに関する1問はわからなかった。
「酒は少量ならば緊張が解けて頭が冴えるので、疲れたときに飲むとよい」というサービス問題があって最高だった。
15分くらいで一通り解けたので、念のためもう1周だけ確認してから途中退出した。
わからなかった1問を含めて5つまでしか誤答できないということでやや不安があったが、無事合格していた。
待ち時間がやたらと多く、試験が終わったのが14時前だったが免許証の交付を受けたのは16時過ぎだった。
不要不急の免許を取りました pic.twitter.com/Chwp4ACgkp
— くろみつ (@chestnut314) 2020年7月1日
それから
免許を取得しようと思ってから1週間程度で、交通費含めて5000円以下*4で取得できたのはお得だったと思う。 この免許で運転できる車輌を身の回りで見たことがないくらいなので、実際に使用することはないだろう。 そもそも、この免許は普段から敷地内で運転しているような人が公道を通行するために取得するようなもので、自分みたいに何も触ったことがないような人間がしゅっと取るものではないんだろうなと思う。
小特のビットを見るとフルビットを目指しているように見えるようだが、今のところこれ以上ビットを増やすつもりはない。
後日、Kyashの物理カードを申し込み、無事に発行された。これでこの免許証の出番は当分ないだろう。
届いた~~ pic.twitter.com/THJ56tp9VA
— くろみつ (@chestnut314) 2020年7月17日